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多くの調査によれば日本人のおよそ4人1人が慢性的な頭痛持ちであるにも関わらず、そのおよそ7割の人は医療機関を受診していないそうです。頭痛の原因は様々な疾患によるものから、ストレスや睡眠不足、姿勢の悪さ、ホルモンの変化など非常に多岐にわたります。ピラティスは身体の姿勢や筋肉のバランスを改善するエクササイズのため、頭痛の種類によっては軽減できる可能性があります。今回はそんなピラティスと頭痛について、緩和できる理由や効果をご紹介します。

⚠️頭痛には様々な種類があり、また原因も非常に多岐に渡ります。本コラム内でご紹介している通り、ピラティスが効果的かどうかは頭痛の種類によって異なります。頭痛は深刻な疾患のサインの場合もあるため、急に起こった頭痛、これまでに経験がないひどい頭痛、突発して短時間でピークに達するような頭痛、熱がある、手足の麻痺やしびれを伴うような場合など、気になる際はすぐに医師の診断を仰いでください。

頭痛とは?

頭痛の種類

日本頭痛学会によれば頭痛とは、
他に病気が隠れているのではなく、頭痛(発作)を繰り返す(持続する)ことが問題である慢性頭痛症(一次性頭痛)」と、
脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中など脳や頭部の病気の症状として出てくる症候性頭痛(二次性頭痛)
に分けられます(一般社団法人日本頭痛学会HPより「頭痛とは/頭痛がおこったら/頭痛の分類」より抜粋)。

ピラティスで改善が期待できるのは「緊張型頭痛」

前述の日本頭痛学会によれば慢性頭痛症(一次性頭痛)には片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)、その他の一次性頭痛疾患の4種類があります。このうち一般的によく知られ、また慢性頭痛の代表と言えるのは緊張型頭痛と片頭痛でしょう。

ピラティスで改善が期待できるのは慢性頭痛症(一次性頭痛)の一つ、「緊張型頭痛です。世界人口での有病率が38%とも言われるこの頭痛は「30分から7日続き、圧迫されるような、あるいは締めつけられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても寝込んでしまうようなことはありません」(同サイトより抜粋)。緊張型頭痛は症状が出るのが1ヶ月に15日未満で痛みが比較的軽い反復性緊張型頭痛と、ほとんど毎日症状が出て痛みが強い慢性緊張型頭痛とあります。男性に比べて女性の発症が1.5倍程多いと言われています。

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛は身体的・精神的ストレスが原因と言われています。悪姿勢や長時間同じ姿勢を取ることで頭部・首・方の筋肉が緊張することで起こることが多いです。睡眠障害眼精疲労、また精神的ストレスでも誘発する場合があります。尚、こちらも悩む方の多い片頭痛については、エクササイズを行うと悪化する可能性があるので注意が必要です。

ピラティスで緊張型頭痛の軽減が期待できる理由

姿勢改善効果によって頭部をしっかり支えられるようになる

緊張型頭痛の大きな原因の一つが悪姿勢。特に猫背やストレートネックは背骨のカーブが強くなって頭が前に出てしまいます。これによって自分の体重の10%程もの重さがある頭部の負荷がダイレクトに首・肩に掛かり、筋肉が緊張してしまいます。ピラティスのエクササイズでは背筋に沿った長く大きな筋肉、脊柱起立筋コアマッスル(体幹にある腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群)の強化を重視しているため、姿勢が改善されます。頭を支える首・肩の周りの筋肉が鍛えられる上、姿勢が改善されることで、頭部を無理なくしっかりと支えられるようになります。

姿勢改善効果や姿勢の重要性については以前のコラムもチェック!

猫背の改善については以前のコラムもチェック!

ストレッチ効果によって血行が促進される

悪姿勢やストレスによって首・肩・頭の筋肉が緊張すると血流が悪くなり、頭痛となってしまいます。ピラティスのエクササイズはストレッチ効果のあるものが多く、首・肩周りの筋肉がほぐされていきます。そうすることで圧迫されていた首や肩の周りの血行が促進され、頭痛の改善が期待できます。

ストレス解消効果

精神的ストレスも緊張型頭痛の主な原因の一つです。ピラティスは「動く瞑想」とも言われるほど精神的効果の高いエクササイズです。ピラティスの重要なポイントである胸式呼吸、ゆったりとした動き、身体と動きへの集中、背骨への意識は自律神経が整い、心拍数を安定させ、血圧を下げ、筋肉をほぐし、脳への酸素供給を増加させるのでストレスや不安を軽減するリラックス効果が期待できます。

ピラティスのストレス解消効果については以前のコラムもチェック!

ピラティスのエクササイズ後に頭痛が起こる?

頭痛の軽減に役立つはずが逆にピラティスのエクササイズ後に頭痛を起こしてしまう、ということがあります。もちろん人によって原因は異なりますが、これは 「一次性運動時頭痛(労作性頭痛)」と言って運動を持続することで誘発される頭痛が考えられます。エクササイズによって血流量が増え血管が拡張することが原因、とも言われていますが詳しいことは分かっていません。男性より女性に多く、また若い方の方が多い傾向があるそうです。

エクササイズ時の一般的な注意点としてはしっかりとストレッチを行う、十分な水分補給を行う、無理な負荷をかけない、呼吸を意識する、正しいフォームで無理なく行う、などが挙げられます。また一人ひとりをしっかりとサポートしてもらえるインストラクターがサポートしてくれるスタジオであればよりリスクは下がるでしょう。前述の通り、頭痛は様々な要因があり深刻な症状の可能性もあるので、状況に応じて医師の診断を仰いでください。

まとめ

多くの人が悩む頭痛のうち、緊張型頭痛はピラティスを行うことで緩和が期待ができます。姿勢が改善されることで頭部をしっかり支え、ストレッチ効果によって血行が促進され、リラックス効果でストレス軽減に役立つため、緊張型頭痛の原因の解消に繋がります。心身の健康をピラティスで手に入れ充実した生活を送りましょう♪

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