FlexFit ピラティス・ワークアウト 綱島・大倉山

menu

ピラティスのことを「ティラピス」、「テラピス」、時には「ティラミス」(ご存知イタリアのスイーツですね)などと間違えて呼ばれることが多々あります。近年、世界的にブームとなり認知度が急速に高まっているとはいえ、日本ではまだまだ一般には十分に知られているとは言えません。そこで今回は、ピラティスの起源、語源、種類、効果・メリット、そして特にこんな方におすすめ、というピラティスの基本的なポイントをご紹介します♪

ピラティスとは?

ピラティスは20世紀初頭にドイツ人のジョセフ. H.ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。自身の持病克服のためヨガを含む東洋・西洋の様々なエクササイズやトレーニング法を取り入れたものが原型と言われています。第一次世界大戦中、戦争で負傷した兵士のリハビリの為のエクササイズとして進化させていきました。その後、ピラティス氏はアメリカに移住し、ニューヨークにボディメンテナンスの為のスタジオをオープンさせます。この独特のエクササイズ法は特にダンサーやバレリーナといった舞台芸術家の間で評判となり、瞬く間に世界中に広がっていきました。

「ピラティス」の語源は?「ティラピス」とは?

ピラティスの語源は創始者であるピラティス氏の名前から来ています。そのため「ティラピス」や「テラピス」はピラティスの言い間違えであり、何の意味も成しません。おそらく日本語の音韻に馴染みにくい外来語のため、ピラティスの一般的な認知度が低い頃に「ティラミス」などの似たような音韻の言葉と混乱を招き、母音と子音が混同して誤ったものと考えられます。

▶️「ピラティス」と「コントロロジー」
元々、創始者のピラティス氏は彼の開発した運動方法のことを「コントロロジー」と名付けました。コントロロジー(Contrology)はControl(コントロール)+ ~logy(〜学)、つまり「コントロール学」と訳されます。

ピラティス氏は自著「Return to life through Contrology」の中で「コントロロジーは身体を均一に発達させ、間違った姿勢を正し、身体の活力を回復させ、精神を活性化し、精神を高揚させる」と述べており、これがピラティスの原点となります。その後、コントロロジーはさまざまなバリエーションや修正を経て「ピラティス」として進化してきました。

ピラティスってどんなエクササイズ?

ピラティスは姿勢の改善、柔軟性の向上、筋力の強化、そしてバランス力の向上を目的として設計されたエクササイズおよび身体の動作法です。前述の通り、元々負傷兵のリハビリとして開発されたため、老若男女問わず誰でも安全に取り組むことができます。実際、リハビリや生活における身体の問題点を改善するために、理学療法士が医療現場で取り入れる例も増えています。そのため怪我をしている人、高齢者、妊娠している方でも身体の負担が少なく行う事ができます(取り組む際は医師の許可を得る事が重要です)。

エクササイズは、特に体幹の筋肉を強化し、全身の安定性と柔軟性を向上させることに焦点を当てています。これにより、日常生活やスポーツにおいて、より効率的でバランスの取れた動きを実現できます。また、ピラティスは「動く瞑想」とも呼ばれています。これは、ピラティスがメンタル面にも大きな効果をもたらすためです。エクササイズ中の集中力を高め、心身のバランスを整えることで、ストレスを軽減し、精神的な安定を促します。

ピラティスの起源や種類、効果、ヨガとの違いについては以前のコラムもチェック!

ピラティスの種類:マットとマシン

ピラティスは大きく分けてマットピラティスマシンピラティスの2種類があります。

マットピラティス

マットピラティスとは自分の体重を負荷とする自重トレーニングで、文字通りマットの上で行います。マットさえあれば特別な器具などが不要で、場所を選ばずどこでも行うことができます。プロップスと呼ばれる小道具を用いてよりバリエーション豊富に、より効率的なエクササイズにすることもできます。

常に流れるような動きで反復的な動きを行い、負荷をかけて全身を鍛えます。あらゆる動きに使われる様々な筋肉、特にインナーマッスルが鍛えられ、関節を安定させます。そうして身体が本来あるべき自然な状態となるため、不調や姿勢の改善といった効果があります。また全身を引き締めるため、ボディラインが整い、しなやかな体をつくることができます。

マットピラティスの魅力については以前のコラムをチェック!

マシンピラティス

マシンピラティスは「リフォーマー」を始め、「チェア」、「キャディラック」、「ラダーバレル」、「スパインコレクター」などの様々なマシンを使って行うエクササイズです。スプリングや各パーツを使って負荷を細かく調整できるため、アスリートからお年寄りや初心者まで一人ひとりに合った使い方が可能です。

マットに比べてエクササイズの種類が豊富で、細かな動きを行うことができます。また、マシンがサポート(ガイド)してくれるため、狙った部位にアプローチしやすいという特長があります。マシンが動きをガイドしてくれるということは自然と正しいフォームを身に付けられるということになります。正しいフォームが身に付けば、正しい姿勢となり身体の負担も軽減できるので、無理をせず鍛えることができ、ケガの防止にも繋がります。ぱっと見、難しそうな印象がありますが、自身に合わせた負荷の調整ができる上、動きをガイドしてくれるので、正しいフォームが身につくので、むしろ初心者の方にこそおすすめです。

最近流行りのマシンピラティス×グループレッスンとは?

近年、ピラティス人気が高まっていて、とくにマシンピラティスのグループレッスン専門スタジオが続々とオープンしています。こうしたスタジオのレッスンは多数の受講者が、同時にリフォーマーを使い、同じエクササイズ(動作)を行います。手軽にピラティスを楽しめる反面、リフォーマーのみを使用する「リフォーマーピラティス」となっています。本来のマシンピラティスは「キャデラック」「チェア」「バレル」など、多彩なマシンを目的に応じて使い分けをします。これがより効果的なレッスンにつながります。

ピラティスは正しい動きを行うことで、はじめて効果が期待できるものです。そのため「解剖学の知見を有したインストラクターが受講者にアドバイスする」ことが必要不可欠です。「有資格者のインストラクターであること」「8名程度の受講人数まで」が望ましいと言えます。
また、30分という短時間レッスンのスタジオも増えていますが、手軽に利用できる反面、ウォーミングアップで終わってしまい、本来のエクササイズ効果を得るのは難しいと言えます。

「有資格者のインストラクター」「8名以下の受講人数」「約1時間程度のレッスン時間」をスタジオを選ぶ際のご参考になさってください。

マシンピラティスの特徴や効果を詳しく知るならコチラ
マシンピラティスブームについてはコチラ!
マシンの種類について詳しく見る!

レッスンの受講スタイル:プライベートとグループ(マシン/マット)

一般的なスタジオのレッスン受講スタイルはプライベートグループに分けられます。更にグループレッスンはマシングループマットグループがあるのが一般的です。またスタジオによって2名で受講するセミプライベートもあります。更に、プライベートでもグループでもスタジオに行かずに受講できるオンラインレッスンを導入しているスタジオも増えています。

プライベートレッスン

プライベートレッスンは一人ひとり違う身体のクセ・筋力・骨格・柔軟性、エクササイズのペースやご要望といったニーズに柔軟に対応できるマンツーマンで行うレッスンです。理想の身体作りに向けてインストラクターが最適なメニューをカスタマイズし、マシンやマットを必要に応じて使い分けます。

インストラクターが付きっきりで受講者の動きや身体をチェックしてエクササイズを行うので、初心者の方でも正しいフォーム・エクササイズ方法をしっかりと身につけることができます。そのためボディメイクに理想的かつ最も効果が期待できます。インストラクターとマンツーマンなので、気兼ねなく質問などを行う事ができる上、自身だけのメニューを行っていくので無理なく続けやすいです。費用は受講スタイルの中で最も高額になるのが一般的です。

グループレッスン

グループレッスンは、1人のインストラクターに対して複数の生徒で行うレッスンマシンマットがあります。他の方と一緒に楽しみたい、切磋琢磨したい、一人では不安という方にオススメです。他の方への指導を横で聞いたり、他の方の動きを見ることでよりピラティスへの理解を深められます。プライベートと比べるとインストラクターが複数名を同時に指導するため、一人ひとりへの対応に少し制約は出ますが他の方と一緒に切磋琢磨したい、情報交換を行いたい、など楽しみながら行うことができます。

グループレッスン:マシングループ

マシンを使用するマシングループは複数(スタジオによって大人数の場合も)の受講者が一緒に同じメニューをマシンで行うことが一般的です。スタジオによって人数は異なり5〜6名程度の場合から20名ほどの大人数といったスタジオもあります。

当スタジオのマシングループはグループとは言っても最大3名の超少人数マシングループを採用していて、一人ひとりが自分に合ったプログラムを自分で行うエクササイズ内容となっています。また目的・ニーズに応じてリフォーマーやチェア、マットワークも取り入れた内容となっています。
当スタジオの少人数マシングループレッスンの魅力についてはこちらをチェック! Vol.1 Vol.2 Vol.3

グループレッスン:マットグループ

マットで行うマットグループも多数の受講者が一緒に同じメニューをマットの上で行うことが一般的です。他の受講者と一緒に行うことで自身との違いを見つけ、動きや呼吸の理解がしやすくなります。また受講スタイルの中で最も費用がリーズナブルなので、無理せず頻度を高めやすいです。お友達などと気軽に楽しく継続しやすいです。頻度・継続は効果に直結しますし、家でも実践できます。

セミプライベートレッスン

ご夫婦、カップル、ご友人同士など2名で受講することができるのがセミプライベートレッスンです。プライベート同様に必要に応じてマシン・マットを使い分けます。インストラクターはプライベートほど付きっきりにはできませんが、2名での受講なのでプライベートとグループのいいとこ取りができます。

オンラインレッスン

オンラインレッスンはスマホ・タブレット・パソコンなどの画面越しに受講するレッスンです。最大のメリットはネット環境さえあれば、ご自宅や職場にいながらにしてスタジオにいるような臨場感あるレッスンを受ける事ができる点です。

一般的に双方向ライブで行われるため、スタジオで受講する際と同様にインストラクターからのアドバイスを受けられたり、質問を行うこともできます(オンデマンドでレッスン動画を見ることも広義では「オンラインレッスン」と言いますがここでは省きます)。通常はマットピラティスとなることが一般的で、プライベート、グループ共に受講できることが多いです。

オンラインレッスンのメリット・デメリットについては以前のコラムもチェック!

ピラティスで得られる主な効果・メリット

ピラティスは継続することで身体に多くのポジティブな効果をもたらします。特に主要な効果・メリットには姿勢の改善、バランス力の向上、筋力の向上、柔軟性の向上、そしてストレスの軽減が挙げられます。また、姿勢が改善されることで肩こりや腰痛が改善されるといった、二次的・三次的なメリットも多くあります。

姿勢の改善

ピラティスでは体幹のインナーマッスルを鍛えることに焦点を当て、これらが背骨や骨盤、関節を正しい位置へと導くため、姿勢が改善されます。お腹周りはまるでコルセットをしているかのようにしっかりとサポートされ、背骨は自然な曲線を描きます。これが無理なく美しい姿勢を維持するための助けとなります。さらに、姿勢の改善により、肩こりや腰痛をはじめとした身体の痛みが緩和される可能性があります。正しい姿勢は、身体全体のバランスを整え、日常生活での動作をスムーズにします。

姿勢改善効果や姿勢の重要性については以前のコラムもチェック!

バランスの向上

ピラティスでは、常に身体のバランスを意識しながらエクササイズを行います。これにより、背骨や筋肉の不均衡な状態を正し、全身のバランスが改善されます。バランスが向上すると、スポーツや日常生活において怪我のリスクが低くなります。具体的には、転倒の防止や関節への負担軽減などの効果があります。ピラティスを継続することで、身体の安定性と調整力が向上し、より効果的な動きができるようになります。

筋力の向上

ピラティスは、体幹のインナーマッスルを中心に全身の筋肉を強化することに焦点を当てています。インナーマッスルを鍛えることで、既出のように姿勢が改善されるだけでなく、内臓をあるべき位置に留める効果もあります。これにより、身体の内側から引き締まり、しなやかな身体を作り上げることができます。ピラティスの動きは全身にわたるため、特定の筋肉だけでなく全体的な筋力向上に役立ちます。

女性らしいしなやかな身体を作るピラティスについてはコチラをチェック!

柔軟性の向上

ピラティスにはストレッチの動きを含むエクササイズが多く、これが柔軟性を高めるのに役立ちます。筋肉の柔軟性が向上すると、怪我のリスクが低くなります。また、ピラティスの呼吸法は全身に酸素を行き渡らせるため、筋肉の動きが活発になり、柔軟性の向上に繋がります。定期的にピラティスを行うことで、全身の筋肉が柔らかくなり、関節の可動域も広がります。

ピラティスは、身体だけでなく心を整えるエクササイズでもあります。独特の呼吸法やゆったりとした動きは、自律神経に働きかけ、心身のリラクゼーションを促進します。エクササイズ後には、爽快感や高揚感を得ることができ、ストレスや不安の軽減に繋がります。また、定期的なピラティスの実践は、精神的な安定を保ち、日常生活でのストレス対策にも効果的です。

ピラティスのストレス解消効果については以前のコラムもチェック!

ピラティスはこんな人におすすめ!

ピラティスはリハビリが起源でピラティスはどんな方にでも自分に合った内容のエクササイズが行えるため、老若男女どなたでもおすすめです。下記のような方には特におすすめのエクササイズです。

ピラティスに向いている人の特徴もチェック!

✔️引き締まったしなやかな身体を手に入れたい、ボディメイクしたい方
✔️猫背、反り腰、O脚・X脚など姿勢の悪い方
✔️肩こり、腰痛など身体の悪姿勢からくる身体の不調を改善したい方
✔️妊娠中の方、出産後の方
✔️更年期で身体の不調のある方
✔️高齢で日常生活における動作を安全に無理なく改善したい方
✔️日々ストレスを抱えている方、運動不足で心身ともに不調のある方

まとめ

「ティラピス」など言い間違える方がまだまだ多いピラティス。姿勢、柔軟性、筋力、バランス力といった肉体面からストレス解消などの精神面まで様々なポジティブな効果があるエクササイズです。理想のボディを作りたい方、悪姿勢や身体やメンタル面の不調でお悩みの方をはじめ、他のエクササイズがなかなか取り組めない妊娠中・産後・高齢の方、様々な症状が出やすい更年期の方などにもおすすめです。ピラティスをご自身の生活に取り入れて心身共に健康的で質の高い生活を送りましょう♪

まずは一人ひとりに寄り添ったサポートのFlexFitピラティス・ワークアウトで体験してみませんか?

公式インスタグラム( @flexfit_pilates_workout )では様々なエクササイズ、ピラティスの効果などを公開中!

    PAGE TOP