FlexFit ピラティス・ワークアウト 綱島・大倉山

menu

Column コラム

Column

病気や怪我、また加齢などで身体の機能が損なわれたり制限を受けると日常生活に大きな支障が出てしまいます。そのため、身体の機能を回復させるために行うのがリハビリテーション(リハビリ)です。近年、リハビリの一環としてピラティスを取り入れる医療機関が増えています。医学的リハビリの専門家である理学療法士や作業療法士でピラティスの資格を取得する方も多くいます。今回はそんなリハビリにおけるピラティスの効果をご紹介します。

⚠️リハビリにおけるピラティスは正しい方法で行わなければ、逆に悪化させることもあります。医師の診断の上で、有資格の専門家の指導のもとで安全に行うことが非常に重要となります。

リハビリとは?

リハビリテーションとはRe (再び) + habilitation (適応する)という意味の言葉です。世界保健機関(WHO)によれば「環境と相互作用する健康状態にある個人に対し,機能の最適化や障害の軽減を達成するための一連の介入」と定義されています。
(参考:WHOホームページ “Rehabilitation”より)
つまり、怪我や病気などで身体に障害のある人、障害の発生が予測される人、加齢による筋力の低下で可動域が制限されている人などに対して、身体機能・能力の回復を図り、日常生活・社会への復帰ができるようになるために行われます

ピラティスはリハビリが起源

そもそもピラティスは第一次世界大戦時に負傷兵のためのリハビリを目的として考案されました。怪我を負った兵士は当然、身体の機能が損なわれたり制限されています。そこで、ピラティス氏は自身が研究してきた運動システムをベースに、寝たきりの患者でも怪我を悪化させることなく筋力強化ができるエクササイズとして開発しました。美容やパフォーマンス向上のイメージが強いピラティスですが、元々はリハビリが起源だったのです。

個々に合わせたリハビリメニューオプション

一般的にリハビリは専門家が個々に合わせて適切なプログラムを組んで運動や治療を行います。ところが従来のリハビリについては「辛かった」という体験談も少なくありません。ピラティスは個々の能力や状態に応じてニーズに合わせたエクササイズを行うことができます。また強度も細かく調整できるので簡単な動きから始め、徐々に強度の高いエクササイズに移行することができます。そのため、無理なく少しづつ身体を動かせるようになり回復への道を歩むのに役立ちます。

リハビリにおけるピラティスの主な効果

ピラティスのエクササイズは、体幹を中心に筋力を増強し、柔軟性やバランス感覚を高め、姿勢を改善します。また心肺機能、持久力、体組成、神経運動をも改善する可能性があり、これによって身体が全体的に整い、痛みと障害や制限の改善が期待できます。更に身体への負担が少ないことや、体力・年齢に関わらず安心・安全に行えることからリハビリに非常に効果的と言えます。そのためリハビリの初期段階から完全に機能する身体づくりまで導くことができます。

▶️特にピラティスがリハビリに適している主な症状(例)
椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、脊柱側弯症、脊柱管狭窄症、変形性関節症、ギックリ腰、半月板損傷、人工関節置換術、膝前十字靭帯再建後、背中・首・肩・腰の痛み、手首・膝の怪我、多発性硬化症、脳卒中、強直性脊椎炎、閉経後骨粗鬆症、高血圧症、および慢性頸部痛 など

安定性と可動性の両方を向上し機能的な身体をつくる

身体に障害がない時はほとんど意識することはありませんが、歩く・座る・しゃがむなどの日常動作を上手く機能させるためには安定性と可動性の両方を備えていなければなりません。安定性にばかり比重を置いて筋力だけをアップすると可動性が悪くなり、可動性に重点を置いてストレッチだけを行なっても不安定になってしまいます。ピラティスは安定性・可動性、またはその両方共に重点を置いたエクササイズが豊富なので、筋力を強化しつつ柔軟性を高め、ゆっくりと関節をより広い範囲で痛みなく機能的に動かすことが可能になります。

筋力アップと姿勢改善効果で身体を安定させる

ヒトは動作を行う際、単一の筋肉が単独で働くのではなく、周囲の筋肉や関節、骨、内臓の位置などが密接に関与し合って機能しています。そのため機能的な身体をつくるには患部だけでなく、周囲の筋力アップや姿勢改善によって身体のバランスを整える必要があります。ピラティスでは正しい姿勢を無理なく維持できる体幹のインナーマッスルを鍛えられ、左右バランスを整え、柔軟性を高められるため、姿勢改善に非常に効果的です。そうして筋力アップや姿勢改善の結果、様々な動作を安定的に、少ない負担で行えるようになります

姿勢改善効果や姿勢の重要性については以前のコラムもチェック!

将来的な予防になる

ピラティスのエクササイズは身体の筋肉組織を調整してバランスを取り、骨密度を高め、バランスと可動域を改善します。これにより反射神経とバランス力が向上し、身体の機能が改善されて怪我をしにくい身体づくりができます。そのため、将来、再度同様の怪我をするリスクを軽減し、リハビリと同時に予防効果も期待できます。

ストレス解消や精神的な自信をもたらす

身体の障害や機能の制限は精神的にも不安感やストレスなど大きな影響を及ぼします。ピラティスはその呼吸法や動き、身体への意識などが自律神経を整えるため、そうした不安感やストレスの解消に効果的と言われています。またピラティスで筋力を強化し身体を整えることで再度の怪我への不安を取り除けて、今後の日常生活への自信にも繋がります。つまり、肉体的側面だけでなく精神的なリハビリ効果にもなると考えられています

ピラティスのストレス解消効果については以前のコラムもチェック!

まとめ

ピラティスのエクササイズは医療現場などで専門家が取り入れるほど、リハビリに様々な効果があることが実証されています。無理なく一人ひとりのニーズに合わせたエクササイズが組めて、筋力アップや姿勢改善効果で身体の障害や制限を軽減できる機能的な身体づくりを行うことができます。また将来的にも健康な身体作り、精神的な安定といった予防効果が期待できます。専門家に相談の上、身体の不調改善・リハビリに是非ピラティスを取り入れてみてください。

一人ひとりに寄り添ったサポートのFlexFitピラティス・ワークアウトで体験を申し込む!

公式インスタグラム( @flexfit_pilates_workout )では様々なエクササイズ、ピラティスの効果などを公開中!

PAGE TOP