ピラティスマシンを自宅で!導入時に考えるべきポイントとは?
しなやかで女性らしい身体づくりや、様々な身体の不調を改善するエクササイズとして多くの人に支持されているピラティス。特に近年は専用のマシンを使ったマシンピラティスが一大ブームとなっています。ピラティスに魅了され、もっと生活にピラティスを取り入れたい、とスタジオだけでなく自宅でもマシンを使いたいと考える方が増えています。今回は自宅にピラティスマシンを導入する際のポイント、メリット・デメリットについて解説します。
自宅にマシンを導入するポイント
主なマシンの特徴・予算を知ろう♪
✔︎リフォーマー
ご存知ピラティスの代表的なマシン、リフォーマーは、マシンの中でも最も幅広い用途で初心者から上級者まで、目的に応じてあらゆる種類のエクササイズを行うことができます。エクササイズは寝た状態、座った状態、立った状態、ストラップを引っ張ったり、フットバーを押したり腰掛けたり、と様々なバリエーションが可能です。体幹の強化、部位毎のアプローチから全身に働きかける事ができます。また初心者でも正しいフォームを身に付け継続することができます。スペースと予算が許すならやはりこのマシンが第一候補として挙げられるでしょう。30万〜90万円ほどの予算が必要です。
✔︎キャデラック
キャディラックはベッドの周りにフレームがあり、スプリングやバーなどが取り付けられた構造をしています。その構造上、空中にぶら下がるようなハードなエクササイズも可能な一方、身体に制限がある方などのリハビリにも適していて、実際に導入している医療機関も多いです。左右の調整が別々にできるので、バランスを整えるエクササイズする事ができます。リフォーマーよりやや高め、40万〜100万円ほどの予算が必要です。
✔︎チェア
チェアは文字通り、椅子型のマシンでパット付きの椅子にスプリング付きのペダルが付いたシンプルな構造です。コンパクトなボディながら座ったり、立ったり、腹這いになったり、様々な体勢でエクササイズが行えます。元々、ピラティスの創始者であるピラティス氏がクライアントが自宅や別荘でのエクササイズ用としてスペースを取らないように開発されました。20万〜40万円ほどの予算が必要です。
✔︎ラダーバレル
ラダーバレルはカーブの丸みのある部分とハシゴで構成されていて、手足で身体を支えるエクササイズを行うことが多いです。スプリングが無く、また横になってエクササイズを行わないので特に柔軟性を高め、背骨を伸ばして全体的な姿勢改善の動きを必要とするエクササイズに向いています。バレエやダンサーの方には特にオススメのマシンです。15万〜25万円ほどの予算が必要です。
✔︎スパインコレクター
スパインコレクターは文字通り背骨(スパイン)を矯正(コレクター)するためのマシンです。丸みの付いた形状を利用して身体を丸めたり反ったり曲げたり捻ったり、と動かし背骨を伸ばして柔軟性の向上・強化を行います。特に猫背、腰痛、肩こり、ストレートネックの方の姿勢改善に効果的です。3万〜8万円ほどと比較的購入しやすい予算となっています。
スペースの確保が必要
ピラティスマシンはサイズが大きく、リフォーマーの場合、長さが約2.5メートル、幅が60センチメートルあり、それなりのスペースが必要です。キャデラックの場合は高さが2メートル以上あるため、天井の高さも考慮する必要があります。収納の際に折りたためるタイプや、チェアなど省スペースでも設置できるマシンもありますが、エクササイズを行うことを考えるとやはりそれなりの広さは必要です。そのため自宅のどこに設置するかを事前に計画することが重要です。更に、床面への影響も考慮する必要があります。相応の重量がありますので、特にクッションフロアなどの場合は凹んでしまう場合があります。また、いざ購入する際は搬入導線や搬入方法も確認しておきましょう。
マシンの予算
上記でピラティスマシンの予算をご紹介しましたが、同じ種類のマシンでも当然メーカーや素材によって価格の幅があります。また大型のものなので送料も相応にかかります。更に海外から取り寄せるとなると各種手数料・関税なども考慮しておきましょう。インストラクター資格を取得している場合、特定のメーカーで割引価格で購入できることもあります。予算を立てる際には、こうした特典を確認しておくと良いでしょう。
メンテナンスと安全性
ピラティスマシンは安全に使用するため、定期的なメンテナンスが必要です。特に、スプリングやケーブルなどの部品が劣化すると、怪我のリスクが高まります。自宅で使用する際は、使用前に各部品を点検し、安全にエクササイズを行える状態を保つことが大切です。
自宅にマシンを挿入するメリット・デメリット
メリット1. 自由な時間にエクササイズが可能
自宅でピラティスを行う最大のメリットは、好きな時間に自由にエクササイズができる点です。朝起きてすぐ、仕事から帰宅してすぐ、など忙しい生活の中でも無理なく取り入れられます。またスタジオでは他の参加者を気にする場面もありますが、自宅なら予約もいらず自分のペースでリラックスしながらトレーニングを行えます。周囲の目を気にしやすい方には気負いなく取り組める点が大きなメリットです。
メリット2. 天候や移動に左右されない
自宅でエクササイズを行うため、天候が悪い日や移動が難しい日でも、安定してトレーニングを続けることができます。ピラティスは継続して行うことで身体の内面から少しずつ変化をもたらすエクササイズです。やめてしまうとまた元に戻ってしまいます。そのため継続的に目的を持って行える環境は、自分が設定したゴールに向かいやすくなります。
メリット3. 専用の環境を整えやすい
自宅にマシンを設置することで、好きな音楽や香りを取り入れた自分専用のエクササイズ空間を作り上げることができ、よりリラックス&集中してエクササイズを行える環境が整います。一見、些細なことですが、ピラティスで重要な継続するモチベーションに繋がります。
メリット4. 家族と一緒に楽しめる
自宅にマシンを導入すれば、家族と一緒にエクササイズを楽しむこともできます。親子や夫婦での共同トレーニングは、健康的なライフスタイルを家族全体で共有する良い機会になります。
デメリット1. 専門的な指導が受けられない
自宅で行う最大のデメリットは専門のインストラクターによる指導がないため、誤ったやり方で行ってしまう点です。誤ったフォームでエクササイズを続けると、期待した効果が得られないだけでなく、怪我のリスクも高まります。自宅にマシンを導入したとしても、やはり定期的に有資格インストラクターに指導してもらうことが目的達成のためには重要です。
デメリット2. マシンの効果を最大限に引き出せない
ピラティスマシンを正しく使いこなすためには、専門的な知識が必要です。スタジオではインストラクターが一人ひとりの身体に合わせてマシンを調整するので、より効果的なトレーニングが可能です。一方、自宅ではそのようなサポートを受けられないため、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すのは難しい可能性が出てきます。
デメリット3. 設置や撤去が大変
リフォーマーやキャデラックなどの大型マシンは、一度設置すると移動や撤去が難しくなる場合があります。部屋のレイアウトを変更したい時などに制約となる可能性があります。
デメリット4. メンテナンスの手間・コストがかかる
マシンの使用には定期的なメンテナンスが必要です。日々の清掃や各部位のチェックはもちろん、部品の交換や修理には追加の費用が発生することがあります。こうした日常の手間、更に長期間の使用にはコストがかかる点考慮する必要があります。
まとめ
自宅にピラティスマシンを導入することは、自由なエクササイズを可能にし、健康的なライフスタイルをサポートする大きな一歩です。ただし、誤ったやり方で行ってしまうと効果が出にくいばかりか安全上のリスクも存在します。更に設置スペースや予算、メンテナンスの手間といった現実的な課題も存在します。そのためスタジオでの定期レッスンも併用することでより理想のゴールに近づくことができると言えます。適切な準備と計画を行って自宅にピラティスマシンを導入し、より充実したピラティスライフを送りましょう♪
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