寝る前のピラティスで心と身体をリラックス!睡眠への効果や注意点を解説
2024年12月28日公開(2026年7月30日更新)

「寝る前にピラティスをするとよく眠れる?」
「夜に運動すると逆に目が覚めてしまわない?」
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
ピラティスは呼吸とゆったりとした動きを組み合わせるエクササイズのため、強度やタイミングを意識して行えば、心身をリラックスさせ、睡眠前の習慣として取り入れやすい運動です。一方で、寝る直前に激しい動きを行うなど、方法によっては睡眠の妨げになることもあります。
この記事では、寝る前にピラティスを行うメリットや睡眠との関係、効果を高めるポイントや注意点について詳しく解説します。
→ピラティスと睡眠の関係についてはこちらの記事をご覧ください。
寝る前のピラティスを始める前に知っておきたい睡眠の重要性

睡眠は単に身体を休める時間ではなく、心身の疲労を回復し、健康を維持するために欠かせない時間です。しかし、仕事や家事、スマートフォンの使用などによって生活リズムが乱れ、睡眠不足や睡眠の質の低下に悩む人は少なくありません。まずは、睡眠が身体に与える影響と、質の良い睡眠がなぜ大切なのかを見ていきましょう。
睡眠不足が心身に与える影響
日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い傾向があり、慢性的な睡眠不足が課題となっています。睡眠時間が不足したり睡眠の質が低下したりすると、日中の眠気や集中力・記憶力の低下、意欲の減退などが起こりやすくなります。また、食欲を調整するホルモンのバランスや自律神経の働きにも影響を与え、肌荒れなど美容面だけでなく、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めることも知られています。
良質な睡眠が健康づくりにつながる理由
質の良い睡眠を確保することは、身体だけでなく心の健康にもつながります。睡眠中は日中の疲労回復や筋肉・組織の修復が行われるほか、脳内の情報整理や記憶の定着も進むため、翌日のパフォーマンス向上にも役立ちます。また、自律神経のバランスが整うことで、ストレスの軽減やリラックスした状態を保ちやすくなることも期待できます。こうした理由から、睡眠の質を高める習慣を取り入れることは、毎日を健康的に過ごすための大切なポイントです。
寝る前にピラティスを行うポイントと注意点

寝る前にピラティスを行うことは睡眠の質を上げ、健康的な生活を送る手助けになります。ただし、その際は下記のようなポイントと注意点を押さえることが重要です。
→自宅でできるピラティスのポイントはこちらのコラムをご覧ください。
ピラティスは寝る2時間前を目安に行う
実は寝る“直前”にピラティスを行うと、身体が一時的に覚醒してしまい、入眠が難しくなる可能性があります。ピラティスに限らず、寝る直前に身体を活発に動かしてしまうと睡眠の質の低下に繋がります。ヒトは通常、日中に交感神経が活発になり、夜になると副交感神経が優位になります。ところが寝る直前に激しく身体を動かしてしまうと、交感神経が再び優位になってしまいます。
そのためピラティスを行う際は”寝る2時間前”くらいであればリラックス効果が最大限に発揮されると同時に、身体が自然に眠りへと誘導されます。もちろん、ピラティスを行うことで睡眠時間が削られてしまうようでは本末転倒なので、睡眠時間も考慮したタイミングで行うことが重要です。
激しい動きではなくリラックスできる強度を選ぶ
上記の通り、寝る直前のエクササイズはあまり推奨されません。とはいえ、忙しい日々の生活の中ではなかなか寝る直前以外の時間が取れない場合もあります。そんな時は、心拍数を上げるような激しい動きを避け、ゆっくりとした動きで筋肉をほぐすことがオススメです。
ピラティスはゆったりとしたストレッチ効果の高いエクササイズが豊富なので、そうしたエクササイズを選べば寝る前でも取り入れやすいと言えます。
呼吸を意識して心身をリラックスさせる
ピラティスは呼吸を常に意識するエクササイズですが、特に寝る前はこの原則を大事にしてください。ピラティスで行う胸式呼吸は心を落ち着かせ、リラックスできることが期待されます。深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すと同時にゆったりとした動きを行います。
この呼吸と身体と動きへの集中は自律神経のバランスを整え、心拍数を安定させ、血圧を下げ、筋肉をほぐし、脳への酸素供給を増加させます。そうすることでストレスや不安を軽減し身体をリラックスさせて眠りに備えることができます。
→ピラティスにおける呼吸についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
リラックスできる環境で習慣化する
エクササイズの際は静かな場所を選び、間接照明やアロマなどを活用してリラックスしやすい環境を整えるのもオススメです。また毎晩同じ時間に行うことで、心地よい夜のルーティンが完成します。こうしてピラティスの場所や時間を習慣化することで、身体がリラックスの時間を覚え、自然に入眠しやすくなります。
寝る前のピラティスが睡眠の質向上につながる理由

それでは本題のなぜ寝る前のピラティスが睡眠の質の改善に効果的なのかを見ていきましょう。
睡眠に関わるホルモンの働きをサポートする
寝る前に深い呼吸と緩やかな動きを行うピラティスの組み合わせは自律神経のバランスを整えると言われています。横隔膜を刺激する呼吸と緩やかな一定のリズムを繰り返す動きは睡眠を促すホルモンであるセロトニンの分泌に関わると考えられています。
セロトニンは別名「幸せホルモン」とも言われ、睡眠ホルモンであるメラトニンの原料となります。そのため、上記で触れたポイントにもあるように、寝る2時間くらい前までにピラティスを行うことで良質な睡眠に備えられるようになります。
血行を促進し身体の不調改善につながる
ピラティスはまた血行を促進し不調改善につながる場合もあり、寝る前に行うことでぐっすり眠ることができるようになります。ピラティスは体幹部を中心に身体の深層部から筋力を鍛え、身体の左右バランスを整え、柔軟性を高めます。
そうすると無理なく姿勢が改善され、不良姿勢が原因で起こる肩こり、腰痛、頭痛をはじめとする不調が改善されます。特に筋肉や血管の通っている背骨と骨盤の歪みが矯正されるため、血行を促進させます。こうして不調改善、血行を促進し体が整うことで睡眠の質の改善に繋がります。
ストレスを和らげ心身をリラックスさせる
ピラティスの動きと呼吸法には、睡眠ホルモン分泌の促進と同様にストレスを軽減すると言われています。横隔膜を意識した深い呼吸法は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える働きがあります。
また緩やかな一定のリズムを伴う動きは、心拍数を安定させ、不安や緊張感の緩和に寄与します。また、ピラティスを行うことでマインドフルネスに近い状態を得やすくなる点も重要です。寝る前に意識を呼吸や身体の動きに集中させることで、日中のストレスから解放され、心が穏やかになります。このリラックス状態が、良質な睡眠を促進する鍵となります。
→ストレス緩和にピラティスが効果的な理由はこちらのコラムで詳しく解説しています。
まとめ
寝る前のピラティスは、深い呼吸とゆったりとした動きによって心身をリラックスさせ、睡眠前のコンディションを整える習慣として取り入れやすいエクササイズです。適切なタイミングや強度を意識して行うことで、自律神経のバランスを整え、睡眠の質の向上や日中の疲労回復、ストレスの軽減などが期待できます。
大切なのは、無理に負荷をかけることではなく、自分の身体と向き合いながら心地よく続けることです。毎日のリラックスタイムに寝る前のピラティスを取り入れ、質の良い睡眠と健やかな毎日を目指してみてはいかがでしょうか。
睡眠前のリラックス習慣としてピラティスを始めてみませんか?
寝る前のピラティスは、深い呼吸とゆったりとした動きを通して、心身をリラックスさせる習慣づくりに役立ちます。ただし、身体の状態や生活リズムに合わせて無理のない強度やタイミングで行うことが大切です。
FlexFitでは、一人ひとりの体力や目的に合わせて、経験豊富なインストラクターが丁寧にレッスンを行っています。ピラティスが初めての方はもちろん、「身体を動かす習慣をつくりたい」「毎日をもっと快適に過ごしたい」という方も安心してご参加いただけます。まずは体験レッスンで、ピラティスならではの呼吸や身体の動きをぜひ体感してみてください。







