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Column コラム

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40代の女性は家庭や職場、地域社会など様々な分野で活躍し、また自己の成長や幸福を追求する時期です。一方、育児や家庭の責任、仕事のストレス、更年期の影響などから心身の悩みを持つ方も少なくありません。そうした悩みは、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。ピラティスは、そんな40代女性の悩みに対処できる有効な手段の1つとして注目されています。今回はピラティスが40代女性の悩みの克服に役立ち、より健康的で充実した生活を送ることができる理由をご紹介します。

40代女性が直面する心身の悩み

姿勢の悪化と身体の不調

40代に入って年齢を重ねると、若い頃は問題の無かった日常の習慣・癖などが筋肉量の減少によって、姿勢の悪化やそれに伴う身体の不調につながることがあります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などによって猫背や前かがみの姿勢が慢性的になると、背中や首の筋肉に過度な負担をかけてしまいます。また慢性的な姿勢の悪化は筋肉のバランスを崩し、背骨のアライメントに影響を与える可能性があります。

こうした姿勢の悪化から、特に背中や首を中心にコリや痛みが生じることがあります。実際、厚生労働省の調査によると肩こりは「病気やけが等で自覚症状のある者」の症状別で女性の第1位(全世代)となっているほど悩んでいる方の多い症状です(出典:厚生労働省 国民生活基礎調査(2019年度))。更にこうしたコリ・痛みは頭痛など更なる不調にもつながる可能性があります。

代謝の低下と体重増加

40代に入ると基礎代謝が低下し、カロリーを消費しにくくなる傾向があります。代謝が低下すると体重増加や脂肪を蓄積しやすくなり、生活習慣病のリスク因子となります。特に高血圧、高コレステロール、糖尿病などの疾患の発症リスクが高まります。また体重増加は関節への負担を増し、関節痛や腰痛などを発症することがあります。更に呼吸器系への負担も増え、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの睡眠障害を引き起こす可能性もあります。精神的側面としても、体重増加は自己肯定感にネガティブな影響を与え、ストレス増加やうつ症状を起こす可能性があります。

厚生労働省の調査によると40代女性の肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は16.6%で、30代女性(15.0%)よりやや増えるもののまだ低い水準ではあります。ただし、50代(20.7%)、60代(28.1%)と加齢とともに急激に増加することから考慮すると、日常的に運動習慣が無い場合は遅くとも40代で運動習慣を付けておくことが重要と言えます(出典:厚生労働省 「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」)。

ホルモンバランスの変化と更年期症状

40代の女性は、更年期に近づくにつれてホルモンバランスの変化が起こり、さまざまな問題が引き起こされることがあります。加齢とともにエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌量が減少していきます。またセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスも変化します。これに家庭や職場でのストレスなどが加わり、情緒不安定や不眠症などの症状を引き起こす可能性があります。

更年期の症状は個人差がありますが、こうしたホルモンバランスの変化によってホットフラッシュ、月経不順、不眠、情緒不安定、頭痛、体重増加などの症状が現れることがあります。実際、医療機関の診断や周囲の指摘などによって「更年期障害を疑った・考えた」40代の女性の割合は37%となっています(厚生労働省 「更年期症状・障害に関する意識調査」)。

ピラティスが改善できる悩み

姿勢の改善と不調緩和

ピラティスは全身運動ですが、特に体幹深部のインナーマッスルでコアマッスルと呼ばれる横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群を鍛えることに焦点を当てています。横隔膜は呼吸を制御する筋肉で体幹の安定性と姿勢を支える重要な役割を果たします。腹横筋は「自然なコルセット」とも呼ばれ、腹部を引き締めて姿勢を支えます。多裂筋は背骨の両側に位置して背骨の安定性を高めることで姿勢を改善します。骨盤底筋群は骨盤の底にハンモックのように位置して内臓を支えて下腹部の安定性を向上させます。コアマッスルの強化に加え、ピラティスでは背骨を支え姿勢維持に重要な役割を果たしている脊柱起立筋にもアプローチします。

こうして体幹・背骨を中心に身体を支えることで、正しい姿勢を無理なく保つことができるようになります。そうすると身体の歪みによって起こっていた負荷が軽減され背中・首のコリ・痛みなどの不調改善に役立ちます。

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基礎代謝の向上&体重管理

ピラティスは筋肉量の増加、呼吸法、柔軟性向上効果から基礎代謝の向上が見込めるエクササイズです。基礎代謝が高まると、安静時でもより多くのカロリーを消費することができ、体重増加を防ぐ効果が期待できます。

全身運動なので全身の筋肉をバランス良く鍛えますが、特に前述の通り体幹を構成する筋肉を重点的に強化します。筋肉量が増えることで、安静時でもより多くのカロリーを消費するようになり、基礎代謝アップにつながります。

また、ピラティスで行う胸式呼吸は、体内の酸素の流れを改善します。エネルギーを筋肉細胞で作るためには十分な酸素が必要なため、こうした呼吸法は代謝の向上につながります。

更に、ピラティスは動き自体にストレッチ効果があり、柔軟性を高める効果があります。柔軟性が高まると身体の動きがスムーズになり、筋肉の効率的な使用が可能になります。これにより、日常生活でのエネルギー消費が増え、基礎代謝が向上します。

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ホルモンバランスを整える

ピラティスは身体を整えると同時に、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。ピラティスの動きの多くは背骨を意識するため、背骨を通る神経や髄液を刺激し、自律神経を調整してホルモンバランスを整えると言われています。

また既出の通り、ピラティスの柔軟性向上効果によって関節は可動域を広げ、身体の歪みや緊張を解消します。姿勢改善効果に加え、こうした効果はホルモンの分泌・代謝・運搬を正常にさせホルモンバランスを整えます。

こうしてホルモンバランスが整うことでホットフラッシュや月経不順、不眠をはじめとした身体の不調を改善する効果が期待できます。

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まとめ

40代の女性が抱える心身の悩みは多岐にわたりますが、ピラティスは姿勢の改善、基礎代謝の向上、ホルモンバランスの調整といった面で身体的および精神的な健康をサポートし、より快適な日常生活を送るための手助けとなります。定期的なピラティスの実践で、健康的でバランスの取れた身体を維持し、より充実した生活を送りましょう!

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