オンラインピラティスとは?効果・メリット・注意点をわかりやすく解説
2023年1月17日公開(2026年1月25日更新)

コロナ禍以降、自宅で取り組める運動として注目を集めているのがオンラインピラティスです。スタジオに通う時間が取れない人でも、インストラクターの指導を受けながら身体を動かせる手軽さから、ライフスタイルに合わせた新しい運動習慣として定着しつつあります。
一方で、「オンラインでも本当に効果はあるの?」「対面レッスンと何が違うの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。今回はオンラインピラティス(ピラティス オンライン)の基本から、効果、メリット・注意点、向いている人の特徴までを整理し、自分に合った取り入れ方を見つけるためのヒントを解説します。
オンラインピラティスとは?

まずはオンラインピラティスとはどのようなレッスン形式なのか、基本から整理していきましょう。
オンラインピラティスの基本的な考え方
オンラインピラティス(ピラティス オンライン)とは、インターネットを通じて自宅にいながらピラティスの指導を受けられるレッスン形式です。スタジオに足を運ばなくても、インストラクターの動きや説明を見ながらエクササイズを行えるのが特徴です。
単に動画を視聴して真似をする運動とは異なり、リアルタイムで進行するレッスンや、指導を前提に構成されたプログラムが用意されている点がオンラインピラティスの大きな特徴です。自宅という身近な環境で、ピラティスの考え方や身体の使い方を学べる点が、多くの人に支持されています。
オンラインピラティスの主なレッスン形式
オンラインピラティスには、いくつかのレッスン形式があります。自分の目的や生活リズムに合った形式を選ぶことが大切です。
代表的なのが、Zoomなどを使用したリアルタイム型レッスンです。このリアルタイム型には、インストラクターの映像を視聴する一方向型と、参加者の動きも画面越しに確認できる双方向型があります。双方向型であれば、姿勢や動きに対してその場でインストラクターからアドバイスを受けられるため、対面に近い感覚でレッスンを受けられます。
一方、オンデマンド型はあらかじめ録画された動画を視聴しながら行う形式です。好きな時間に繰り返し取り組める反面、リアルタイムでの指導はありません。コストを抑えたい方や、自分のペースを重視したい方に向いています。
オンラインピラティスでも効果は期待できる?
オンラインでもピラティスの効果が得られるのか、不安に感じる方は多いでしょう。ピラティスは、筋肉を大きく動かすことよりも、身体の使い方や体幹の安定を意識するメソッドです。
そのため、正しいフォームと意識を持って取り組めば、オンラインピラティスでも姿勢の改善や身体の安定感を感じやすくなります。特に、双方向型のレッスンでは、画面越しでもインストラクターが動きの癖を見ながら指導してくれるため、安心して続けやすいでしょう。スタジオに通えない期間の補完としても、オンラインピラティスは有効な選択肢となります。
オンラインピラティスのメリット

オンラインピラティスが多くの人に選ばれている背景には、単なる「自宅でできる運動」という枠を超えた、現代の生活に合ったメリットがあります。ここでは、継続や効果の面から見たオンラインピラティスの利点を整理します。
時間や場所に縛られず続けやすい
オンラインピラティスの大きな特徴は、時間と場所の制約が少ないことです。スタジオに通う場合、移動時間や着替えの準備など、レッスン以外にかかる負担が少なくありません。オンラインであれば、こうした付随的な時間を最小限に抑えることができます。
その結果、朝の出勤前や仕事終わり、家事の合間など、日常生活の中に自然にレッスンを組み込みやすくなります。また、天候や交通状況に左右されにくいため、「今日は行くのが面倒だからやめてしまう」といった理由で中断しにくい点も、継続しやすさにつながります。
→お家ピラティスのはじめ方と継続のコツについては別のコラムで解説しています。
ライフスタイルに合わせて無理なく取り入れられる
オンラインピラティスは、生活リズムが一定でない人にとっても取り入れやすい運動習慣です。在宅ワーク、育児、介護など、外出が難しい状況でも、自宅でレッスンを受けられる点は大きなメリットです。
また、決まった曜日や時間に縛られず、体調や予定に合わせて受講しやすいため、無理をせず続けやすくなります。ピラティスは継続することで身体の使い方が少しずつ身についていくため、この「続けやすさ」は結果的に効果を感じやすくする重要な要素となります。
周囲を気にせず身体の感覚に集中できる
スタジオでのレッスンでは、他の参加者の動きが気になったり、自分だけ動きが違っていないかと不安になったりすることがあります。オンラインなら自宅という安心できる空間でレッスンを受けられるため、こうした心理的な負担が少なくなります。
つまりオンラインピラティスは周囲と比べることなく、自分の身体の感覚や呼吸に意識を向けやすくなることで、ピラティス本来の目的である「身体の使い方を感じ取ること」に集中しやすくなります。特に初心者の方にとっては、落ち着いて取り組める環境が学びやすさにつながります。
習慣化しやすく、継続につながりやすい
ピラティスに限らず、運動の効果を実感するためには継続が欠かせません。オンラインピラティスは、移動や準備の負担が少ない分、生活の一部として定着しやすい特徴があります。
「決まった時間に自宅で行う」という習慣ができると、運動への心理的ハードルが下がり、自然と継続しやすくなります。結果として、姿勢や身体の安定感など、日常生活の中で少しずつ変化を感じやすくなるでしょう。
オンラインピラティスの注意点・デメリット

オンラインピラティスには多くのメリットがありますが、対面レッスンとは異なる特性もあります。事前に注意点を理解しておくことで、より安全で効果的に取り入れることができます。
フォーム修正には一定の限界がある
ピラティスでは、細かな姿勢や動きの質が重要になります。オンラインの場合、画面越しの指導となるため、角度や力の入り方などを完全に把握することは難しい場合があります。
そのため、双方向型のレッスンを選び、インストラクターが全身を確認できるようカメラ位置を工夫することが重要です。また、定期的に対面レッスンを取り入れることで、オンラインで身につけた動きを確認し、理解を深めることができます。オンラインと対面を併用することで、両方の良さを活かすことができます。
通信環境や受講環境の影響を受けやすい
オンラインピラティスでは、通信状況がレッスンの快適さに直結します。映像や音声が途切れると集中しにくくなり、動きのタイミングがずれることもあります。
安定したインターネット環境を整えることに加え、カメラに全身が映るスペースや、部屋全体が明るくなる照明を用意することが大切です。こうした環境づくりは、インストラクターからの指導を受けやすくするだけでなく、自分自身が動きを確認する際にも役立ちます。
他の受講者との交流が少なくなりやすい
オンラインレッスンでは、スタジオでのグループレッスンと比べて、他の参加者と交流する機会が少なくなりがちです。そのため、刺激や一体感を感じにくいと感じる方もいます。
モチベーション維持のためには不定期でも対面のグループレッスンに参加すると大きな刺激となるはずです。自分に合った形で人との関わりを取り入れることが、継続の助けになります。
マシンピラティスが中心にならない
オンラインピラティスは、基本的にマットを使用したレッスンが中心です。リフォーマーなどの専用マシンは自宅での設置が難しいため、マシンを使ったエクササイズを希望する場合には物足りなさを感じることもあります。
一方で、マットピラティスは自重を使って身体をコントロールする力を養いやすいという特徴があります。マシンピラティスを重視したい場合は、対面レッスンとオンラインを使い分けることで、目的に合ったトレーニングが可能になります。
→マットピラティスの手軽さだけじゃない魅力については別のコラムで解説しています。
オンラインピラティスが向いている人・向いていない人

オンラインピラティスは、すべての人に同じように合うわけではありません。ここでは、どのような方に向いているのか、また注意が必要なケースはどのような場合かを具体的に整理します。自分に合った取り入れ方を判断する参考にしてください。
オンラインピラティスが向いている人
オンラインピラティスは、生活環境や目的によっては非常に相性の良い運動方法です。特に、次のような特徴を持つ方には向いている傾向があります。
オンラインピラティスが向いている人の例
- ・忙しく、決まった時間にスタジオへ通うのが難しい人
- ・移動時間を減らし、効率よく運動を取り入れたい人
- ・自分のペースで身体と向き合いながら継続したい人
- ・人目を気にせず、落ち着いた環境で運動したい人
- ・過去に対面レッスンの経験があり、基本的な動きが分かっている人
オンラインピラティスは「続けやすさ」に大きな強みがあります。ピラティスは一度で大きな変化を求めるものではなく、継続することで身体の使い方が少しずつ身についていくエクササイズです。そのため、無理なく続けられる環境を優先したい方にとって、オンラインは非常に合理的な選択肢となります。
オンラインピラティスが向いていない可能性がある人
一方で、状況によってはオンラインピラティスだけで完結させない方が安心な場合もあります。次のようなケースでは、対面レッスンとの併用や、スタジオでの受講を検討するとよいでしょう。
注意が必要なケースの例
- ・強い痛みや慢性的な不調があり、動きに不安がある場合
- ・ピラティスが初めてで、フォームや感覚がまったく分からない場合
- ・細かな身体の使い方を直接サポートしてもらいたい場合
- ・マシンピラティスを中心に学びたいと考えている場合
オンラインピラティスは便利な反面、画面越しの指導になるため、細かな動きの修正には限界があります。特に完全な初心者の場合は、最初に対面レッスンで基本を学び、その後オンラインを活用するなど、段階的に取り入れる方法がおすすめです。
オンラインピラティスを効果的に活用するためのポイント

オンラインピラティスは、受け方や環境次第で効果の感じ方が大きく変わります。ここでは、オンラインならではの特性を踏まえたうえで、より安心して続けるための実践的なポイントを整理します。
受講環境を整えることが効果を左右する
オンラインピラティスでは、通信環境やカメラ設定といった受講環境が、レッスンの質に直結します。環境が整っていないと、インストラクターの説明が聞き取りにくかったり、動きの確認が十分に行えなかったりすることがあります。
特にリアルタイム型のオンラインピラティスでは、安定した通信環境が重要です。多くのスタジオで使用されている「Zoom」では、快適にビデオ通話を行うために以下のような環境が推奨されています。
【Zoomの推奨システム要件(2025年10月時点)】
※Zoom公式ヘルプ「システム要件」より一般的な項目を簡略化
・インターネット回線:安定したブロードバンド回線(光回線や高速Wi-Fi)を推奨
・速度の目安:
通常のビデオ通話 … 上下600kbps程度
HD(高画質) … 上下1.2Mbps程度
フルHD(1080p) … 上り3.8Mbps・下り3.0Mbps程度
・デバイス:カメラ付きPC・タブレット・スマートフォン(いずれも最新OS推奨)
・マイク・スピーカー:内蔵または外付け(Bluetooth対応でも可)
・照明:部屋全体が明るく、体身全体がカメラに映る位置を確保
これらを満たすことで、映像や音声の遅延が起こりにくくなり、レッスンに集中しやすくなります。オンラインピラティスを効果的に続けるためには、「どんなレッスンを選ぶか」だけでなく、「どんな環境で受けるか」も重要なポイントです。
双方向型レッスンを選ぶことで理解が深まりやすい
オンラインピラティスを選ぶ際は、可能であれば双方向型のリアルタイムレッスンがおすすめです。双方向型であればインストラクターとコミュニケーションを取りながら進められるため、不安を感じにくくなります。
動きに対する簡単なフィードバックがあるだけでも、自分の身体への理解は大きく変わります。特にフォームや姿勢を重視したい方にとって、双方向型はオンラインの弱点を補ってくれる重要な要素です。
対面レッスンと組み合わせることで理解と実感が深まる
オンラインピラティスは便利で続けやすい一方、対面レッスンで得られる体験をすべて代替できるわけではありません。対面レッスンでは、インストラクターが身体の位置や動きを多角的に確認できるため、より細かなサポートを受けられるというメリットがあります。
例えば、
- ・自分では気づきにくい姿勢の癖
- ・力が入りすぎている部分や抜けている部分
- ・呼吸と動きのタイミング
といった点は、実際に同じ空間で見てもらうことで理解しやすくなります。こうした体験を通して身体の感覚がクリアになると、オンラインピラティスでの動きの再現性も高まり、効果を実感しやすくなります。
そのため、最初は対面で基本的な身体の使い方を学び、その後オンラインを中心に継続する、あるいは定期的に対面レッスンを取り入れて確認する、といった併用スタイルがおすすめです。オンラインと対面を組み合わせることで、「続けやすさ」と「正確さ」の両立がしやすくなります。
まとめ
オンラインピラティスは、時間や場所に縛られずに取り組める点から、忙しい現代人にとって非常に取り入れやすい運動習慣です。自宅にいながらインストラクターの指導を受けられるため、スタジオに通うことが難しい方でも、継続的にピラティスを続けやすいという大きなメリットがあります。一方で、画面越しの指導にはフォーム確認やサポートに限界があることも理解しておく必要があります。
オンラインピラティスの効果を高めるためには、レッスン形式の選び方や受講環境が重要です。双方向型のレッスンを選び、安定した通信環境や全身が映るカメラ位置を整えることで、オンラインでも安心して取り組みやすくなります。また、完全にオンラインだけに頼るのではなく、対面レッスンを適度に組み合わせることで、身体の使い方への理解が深まり、オンラインでの動きの再現性も高まります。
オンラインピラティスは、対面レッスンの代替ではなく「補完」として活用することで、その良さが最大限に発揮されます。自分の生活スタイルや目的、身体の状態に合わせて、オンラインと対面を上手に使い分けることが、無理なく続けるためのポイントです。継続を前提に、自分に合った形でオンラインピラティスを取り入れ、日常の中で身体づくりを続けていきましょう。
オンラインピラティスが自分に合うかどうかは、まずはレッスンを実際に体験してみることでより明確になります。Flexitでのレッスンの雰囲気や指導の進め方を知りたい方は、体験レッスンの案内(対面のみ)もあわせてご確認ください。







