ピラティスのオンラインレッスンのメリット&デメリット! うまく活用して健康的なピラティスライフを送ろう♪
スタジオに行かず、自分で自由に場所を選んで受けることができるオンラインレッスン。コロナ禍での外出自粛や、自宅で過ごす時間の増加に伴って、関心を持つ方が増えています。
「オンラインで効果があるの?」
「子育て中なのでオンラインでレッスンを受けたいけど不安」
そんな方にオンラインレッスンのメリット、デメリット、またオンラインレッスンを受けるに当たってのポイントなどをご紹介します♪
オンラインレッスンとは?
オンラインレッスンとはスマホ、パソコン、タブレットなどにインストールしたZoomやLINE、Skypeといったビデオチャットアプリを用いて、自宅などにいながらにしてインストラクターのレッスンを遠隔で受けることを言います。テレワークやリモート授業、オンライン会議など、あらゆるジャンルですっかり定着したスタイルですよね。オンラインレッスンは大きく分けて「リアルタイム型」と「オンデマンド型」の2種類に分けられます。
オンラインレッスン:リアルタイム型(双方向)
スタジオとリアルタイムで繋ぎ、インストラクターの指示に従ってレッスンを受ける形式です。時間はスタジオが定めるレッスン時間となり、通常は予約が必要でプライベート、グループ、または両方共ができます。インストラクターに動きをチェックしてもらえたり、質問をすることができ、家にいながらしっかりとしたレッスンを受けることができます。多くのピラティススタジオで主流となっており、今回のコラムでは主にこちらをご紹介します。
オンラインレッスン:オンデマンド型(単方向)
教室が用意する動画を好きなタイミングで視聴しながらエクササイズを行う形式です。自由な場所に加え、好きな時間で行うことができますが、リアルタイムではなく一方的に視聴して行うものなので、インストラクターによる正しい動きのチェックはできません。
オンラインレッスンのメリット
場所を選ばないので時間を有効活用できる
オンラインレッスンの最大のメリットは場所を選ばないこと。ネットさえ繋げればスタジオに行かずとも自宅や職場などどこでも受講することができます。またスタジオで行われているレッスンに一緒に参加すれば、家にいながらにしてまるでスタジオにいるような臨場感あるレッスンが受けられます。スタジオが近くにない地方の方や、海外旅行中などでも受講できるので、移動を考える必要がありません。つまり準備や移動にかけていた時間が無くなり、レッスン直前まで、そしてレッスン直後の時間を有効活用できるようになります。
妊娠中・子育て・介護中でも受講しやすく、気分転換になる
以前のコラムで触れた通り、妊娠中や産後のピラティスは非常にメリットが多いのですが、お腹が大きくなってくると通うのが大変だったり、小さなお子さんを連れてスタジオに通うのは難しいですよね。子育ての他、介護でなかなか留守にできないという方でも、オンラインなら気軽に自宅でレッスンを受けることができます。また、ピラティスのエクササイズはストレス解消にも効果的なので、子育てや介護で溜まったストレスを自宅で発散する時間にもなります。尚、お子さんのそばで行う場合は危なくないように十分なスペースを取って行いましょう。
周りの目を気にしなくていい
スタジオでレッスンを受けていると他の受講者の方が気になってしまう方、意外と多くいらっしゃいます。オンラインレッスンなら自宅などで受けられるので、周囲を気にする必要がありません。周囲の目がないので集中してレッスンを受けることができます。
コロナなどへの感染や事故などへの不安がない
スタジオへ行くまでの間やスタジオ内で他の人との接触があると、どうしてもコロナやインフルエンザなどへの感染リスクがあります。また夜遅い時間の通学や、車通りの多い道を通る場合、事故など安全面への不安もあります。オンラインであれば、外出せずに誰とも接触しないでレッスンを受けることができるのでそうした不安は無くなります。
※マスク着用、手の消毒、検温、利用毎の備品消毒、除菌機能付き空気清浄機の導入、定期的な店内換気など、しっかりした感染対策を行なっているスタジオであれば、対面レッスンでの感染リスクは限りなく低いと言えます。
オンラインレッスンのデメリット
細かい指導が受けにくい
モニター越しでの指導なので、どうしても指導に限界があります。対面レッスンに比べると直接身体に触れない分、細かい身体の動きをすみずみまでチェックして指導したり、細かなニュアンスを伝えるのは難しくなってしまいます。
細かな指導がしにくいからこそ、普段から対面でも指導をしているスタジオのインストラクターに指導してもらうことが大事です。多くの受講者の方を対面で細かく指導しているインストラクターなら、オンラインでも分かりやすく細かく伝えられるポイントを熟知しているので安心です。
通信環境・端末のエラーやトラブル
オンラインレッスンの場合、インストラクターと受講生双方の通信環境と端末の動きが安定していることが大切です。限りある時間の中で音声や動画がフリーズする、音声が聞こえづらい、といったことが起きるとレッスンの価値が半減してしまいます。インターネットはできる限り光回線などブロードバンド環境の安定した回線を使いましょう。
また端末の設置位置や照明によって身体がうまく映らない・暗い・見えにくい、といったことも起こります。端末のカメラはマットの長辺と並行になるように設置し、また全身が映るようにしましょう。
※カメラ位置などはインストラクターから指示がある場合もあります。
【参考情報:zoomの必要なインターネット回線速度】
▶︎1 対 1 のビデオ通話の場合
・高品質ビデオでは 600 kbps(上り / 下り)
・720p HD ビデオの場合では 1.2 Mbps(上り / 下り)
・1080p HD ビデオでは 3.8 Mbps / 3.0 Mbps(上り / 下り)
(Zoomサポート「システムの要件」より)
※上記は最低要件となります。安定した接続のためには10Mbps程度以上が望ましいです。
他の受講生との交流ができない
オンラインレッスンは周囲の目を気にせず集中できるというメリットがありますが、それは他の受講者の方とのコミュニケーションがほとんどない、ということでもあります。他の方と一緒に楽しみたい、情報交換したい、お互いに切磋琢磨し合いたいという方は、やはりスタジオへの通学で楽しみましょう。
大切なのはエクササイズ習慣と頻度
一人ひとりの身体に合わせたエクササイズを行うならやはり対面がベストです。とはいえ、既出のように育児中・介護中の場合や、日常の仕事・学業・家事などでなかなか時間が取れない場合、場所を選ばないオンラインレッスンを活用すればピラティスライフが快適になります。
身体づくりに大切なのはピラティスのエクササイズを普段の習慣として取り入れ、高い頻度で継続して行うことです。スタジオに通うのが大変な環境であるなら、自分の都合に合わせやすいオンラインで手軽にエクササイズを行いましょう。可能であれば月に1度でも対面レッスンを受け、その他の日はオンライン、といった具合にうまく双方のいいとこ取りをするといいですよ。
まとめ
一人ひとりに合ったエクササイズをプロにしっかり見てもらうならやはり対面レッスンが理想です。でも忙しい現代人の生活ではなかなか難しいこともまた事実です。オンラインにはオンラインの良さがあります。オンラインを上手く活用してエクササイズを習慣付け、継続的に高頻度で行うことで健康的なピラティスライフを送ることができますよ♪