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2026年8月27日公開

ストレッチを行う女性

「ストレッチ」と聞くと、筋肉をゆっくり伸ばしてその姿勢を保つ動作をイメージする方も多いのではないでしょうか。このような方法は「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」と呼ばれ、日常的に広く行われているストレッチの一つです。

一方、ストレッチには身体を動かしながら行う「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」もあります。それぞれ特徴が異なるため、目的やタイミングに応じて使い分けることが大切です。

本記事では静的ストレッチとはどのようなものなのか、動的ストレッチとの違いや期待できる効果、行うタイミング、基本的なやり方や注意点まで詳しく解説します。

静的ストレッチとは?動的ストレッチとの違い

エクササイズ前のストレッチを行う女性

まずは、静的ストレッチの特徴と、動的ストレッチとの違いを確認しておきましょう。

静的ストレッチ(スタティックストレッチ)とは

静的ストレッチとは、筋肉をゆっくりと伸ばし、その状態を一定時間保つ方法です。「スタティックストレッチ」とも呼ばれます。

たとえば、座った状態で脚を伸ばして上体を前に倒すストレッチや、立った状態で片足を後ろに曲げ、足首を持って太ももの前側を伸ばすストレッチなどが代表的です。

大きな動きや反動を使わず、伸ばしたい筋肉を意識しながら一定の姿勢を保つのが特徴です。特別な器具を必要としないものも多く、自宅などで手軽に取り入れやすい方法といえるでしょう。

静的ストレッチと動的ストレッチの違い

静的ストレッチに対して、身体を動かしながら筋肉や関節に働きかける方法を「動的ストレッチ」といいます。

それぞれの主な特徴は次のとおりです。

  • 静的ストレッチ:筋肉をゆっくり伸ばし、一定時間その姿勢を保つ。運動後や日常生活の中など、身体を落ち着かせながら伸ばしたい場面で取り入れやすい
  • 動的ストレッチ:腕や脚などを繰り返し動かしながら筋肉や関節を動かす。身体をこれから動かすためのウォームアップなどに取り入れやすい

静的ストレッチと動的ストレッチは、どちらか一方が優れているというものではありません。身体を動かす目的やタイミングによって使い分けることが大切です。

→動的・静的ストレッチとピラティスの関係の詳細は別のコラムで解説しています。

静的ストレッチの効果とおすすめのタイミング

静的ストレッチは手軽に行える一方、目的に合わせて適切なタイミングで取り入れることが重要です。期待できる効果とともに見ていきましょう。

静的ストレッチで期待できる効果

静的ストレッチを継続して行うことで、柔軟性や関節可動域の改善が期待できます。

筋肉をゆっくり伸ばすため、激しい動きを必要とせず、自分の身体の状態を確認しながら取り組みやすいことも特徴です。普段あまり身体を動かさない方でも、日常生活の中に取り入れやすいでしょう。

ただし、身体が硬いからといって、一度のストレッチで大きく柔軟性が変化するわけではありません。無理のない範囲で継続していくことが大切です。

また、静的ストレッチだけですべての運動効果が得られるわけでもありません。身体を快適に動かすためには、柔軟性だけでなく筋力やバランス、身体をコントロールする能力なども関係しています。

→ストレッチの効果が現れるまでの期間については別の記事で解説しています。

静的ストレッチはいつ行う?

静的ストレッチは、運動後や入浴後など、身体をゆっくり伸ばしたい場面で取り入れやすい方法です。

運動後には、運動で使った部位を意識しながら無理のない範囲で伸ばすことができます。また、入浴後など身体が温まっている時間を利用して、日常的なストレッチ習慣をつくるのも一つの方法です。

大きな動きを必要としないため、夜のリラックスタイムなどにも取り入れやすいでしょう。ただし、「寝る前に行えば必ず睡眠の質が上がる」といった特定の効果を目的とするのではなく、自分が無理なく続けやすいタイミングを選ぶことが重要です。

毎日決まった時間に短時間行うなど、生活の中で継続しやすい方法を探してみましょう。

運動前に静的ストレッチをしてはいけない?

「運動前に静的ストレッチをしてはいけない」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

実は静的ストレッチを長時間行った直後には、筋力や瞬発的なパフォーマンスが一時的に低下する可能性が指摘されています。これは、ストレッチによって筋肉や腱の硬さが一時的に低下することや、筋肉を働かせる神経系の活動の変化などが関係すると考えられています。そのため、これからスポーツやトレーニングを行う場合は、身体を動かしながら行う動的ストレッチなどをウォームアップの中心にする方法があります。

ただし、運動前の静的ストレッチがすべて悪いという意味ではありません。ストレッチを行う時間や、その後に行う運動の内容などによって影響は異なります。

「運動前は静的ストレッチ禁止」と考えるのではなく、これから身体を動かす場面ではウォーキングや軽い運動、動的ストレッチなども組み合わせ、徐々に身体を動かす準備をしていくとよいでしょう。

静的ストレッチの正しいやり方とピラティスとの使い分け

静的ストレッチはシンプルな方法ですが、強く伸ばせばよいというものではありません。基本的なポイントを押さえて安全に行いましょう。

静的ストレッチは何秒?基本的なやり方

静的ストレッチでは、反動をつけずに筋肉をゆっくりと伸ばし、その状態を一定時間保ちます。

一つの目安として、20秒以上かけてゆっくりと伸ばしてみましょう。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、静的ストレッチングの原則として「時間を20秒以上かけて伸ばすこと」が示されています。伸ばしている間も自然な呼吸を続け、息を止めないことがポイントです。

また、「できるだけ遠くまで伸ばす」ことを目標にする必要はありません。どの部分を伸ばしているのかを意識しながら、痛みを感じない程度の無理のない範囲で行いましょう。

左右で同じストレッチを行っても、身体の動かしやすさや柔軟性に違いを感じる場合があります。自分の身体の状態を確認しながら行うことも大切です。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの実際」

静的ストレッチをするときの注意点

静的ストレッチを行う際は、次のような点に注意しましょう。

  • 痛みを我慢して無理に伸ばさない
  • 勢いや反動をつけて伸ばさない
  • 呼吸を止めない
  • 他人と柔軟性を比較しない
  • 痛みや強い違和感がある場合は無理に続けない

特に身体が硬い方は、「強く伸ばした方が早く柔らかくなる」と考えてしまうことがあります。しかし、強い痛みを我慢しながら行う必要はありません。

その日の身体の状態によっても動かしやすさは異なります。決められた姿勢を無理に再現するのではなく、自分が無理なく行える範囲を大切にしましょう。

静的ストレッチとピラティスを目的に合わせて使い分けよう

静的ストレッチは、筋肉をゆっくり伸ばして柔軟性や関節可動域に働きかけたいときに取り入れやすい方法です。一方、身体をより快適に動かしていくためには、柔軟性だけでなく筋力や姿勢、身体をコントロールする能力なども重要になります。

そこで、柔軟性だけでなく、身体を動かしながら筋力やコントロール力にも働きかけたい場合に選択肢となるのがピラティスです。静的ストレッチとは異なるアプローチで、身体を整えていくことができます。ピラティスでは、呼吸を意識しながら身体を動かし、筋肉や関節をさまざまな方向へコントロールしていきます。そのため、静的ストレッチとは身体へのアプローチ方法が異なります。

静的ストレッチとピラティスのどちらか一方だけを選ぶ必要はありません。日常生活では静的ストレッチで身体を伸ばし、運動としてピラティスを取り入れるなど、それぞれの特徴を理解して目的に合わせて使い分けることができます。

→ピラティスそのものの特徴や基本について知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

まとめ

静的ストレッチとは、筋肉をゆっくり伸ばし、その状態を一定時間保つストレッチです。身体を動かしながら行う動的ストレッチとは特徴が異なり、運動後や日常生活の中など、身体をゆっくり伸ばしたい場面で取り入れやすい方法です。

行う際は反動をつけず、20秒以上かけて伸ばすことを一つの目安として、痛みのない範囲でゆっくり行いましょう。身体が硬い場合でも無理に強く伸ばす必要はなく、継続しやすい方法で取り組むことが大切です。

また、身体を動かすためには柔軟性だけでなく、筋力や身体をコントロールする力なども関係します。静的ストレッチとピラティスそれぞれの特徴を理解し、自分の目的に合った方法を日々の身体づくりに取り入れてみましょう。

ストレッチだけでなく、ピラティスで身体を動かしてみませんか?

静的ストレッチは、筋肉をゆっくり伸ばし、柔軟性や関節可動域に働きかけたいときに取り入れやすい方法です。一方、身体を快適に動かすためには、柔軟性だけでなく筋力や身体をコントロールする力なども大切です。

FlexFitでは、マシンを活用しながら一人ひとりの身体の状態に合わせたピラティスを行っています。「身体が硬くてもピラティスはできる?」「運動が苦手でついていけるか不安」という方も、まずは体験レッスンで実際の身体の動きを確かめてみませんか?

静的ストレッチとは異なる、身体を動かしながら整えていくピラティスをぜひ体験してみてください。

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